大田さんがやってきた!
喫茶店で、先月ぐらいに大田さん(仮)の採用が決まってみんなとまどった。
なぜなら大田さんは55歳(女性)だからである。
オーナーの次に年上じゃん。
どーすんだよぉー、誰が教えるんだよぉー。
もちろん教育係は大塚君(34歳)である。朝のシフトなので仕方あるまい。
他の大学生のバイトの子達は自分の親よりも年上というのだからこれまたびっくりである。
大田さんがシフトに入ってから2・3日ぐらいして大塚君に尋ねてみる。
「大田さんどうよ?ちゃんと教育してる?」
「してるぜ。なんか敬語でやるのもおかしいからしっかりと。
今日もレタスの仕込みのとき
『大田さん、そんなチマチマちぎってどうすんの!サラダ作ってるんじゃないんだから!
手のひらサイズ!手のひらサイズ!あ、手のひらって言っても俺の手のひらね!』
って、厳しく指導したぜ。」
ほう。大塚君も相変わらず頼りにならない男である。
朝、もう1人女性恐怖症の大学生の男子・鈴木(仮)が入っている。
しかし、大田さんレベルになると鈴木も女性として意識しないらしくとても厳しく指導している。
この前、私が出勤したときなど
「大田さん、わからないことあったらちゃんときいてくださいね(怒)」
と怒っていた。
そして、大田さんは主婦のため、たまに世間話をするらしい。
「うちのマンションの庭でね、家庭菜園をしていてねルッコラが育ってねぇ。
今、野菜高いでしょう?だから助かるのよぅ。」
忙しい中、のんきに世間話する大田さんに鈴木が一言。
「今、お宅のルッコラはどうでもいいんで、うちのレタスやってくれません?」
こんな感じで朝、ギスギスしながらやっているらしい。最近でも
「大田さん、モーニングのパン焼いて!」
・・・・・・(ランチの)パンがこんがり焼きあがる。
「大田さん、(ランチの)パン焼いて!」
・・・・・・モーニングのパンがこんがり焼きあがる。
「大田さ~ん!!とりあえずパン焼きゃいいってもんじゃないんだよっ!」
「あいつ全然仕事覚えるつもりねぇんだよっ!間違えても
『あははははぁ~!』って笑ってやがる・・・・・・!」
とキレる大塚君。
ちなみに私はいつも昼間入れ替えのときにしか会わない。すると
「あらあら、手洗う?」
完璧、娘のような扱いである。
そして昨日、大田さんが休憩に入ったときにバイトの女の子がそそくさと
大塚さんに耳打ちしたという。
「大塚さん!大田さん、男性のユニフォーム着てます!!」
「えぇぇぇ!まじで?なじみすぎててきずかなかった!」
そして確認すると見事に男性のユニフォームを着こなしていた大田さん。
そしてこともあろうにそのユニフォームは大塚君のユニフォームだったという。
自分の息子よりも年下のガキに教わりながらも図太く働く大田さん。
とても強いハートを持っていると思う。
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オーナーの次に年上じゃん。
どーすんだよぉー、誰が教えるんだよぉー。
もちろん教育係は大塚君(34歳)である。朝のシフトなので仕方あるまい。
他の大学生のバイトの子達は自分の親よりも年上というのだからこれまたびっくりである。
大田さんがシフトに入ってから2・3日ぐらいして大塚君に尋ねてみる。
「大田さんどうよ?ちゃんと教育してる?」
「してるぜ。なんか敬語でやるのもおかしいからしっかりと。
今日もレタスの仕込みのとき
『大田さん、そんなチマチマちぎってどうすんの!サラダ作ってるんじゃないんだから!
手のひらサイズ!手のひらサイズ!あ、手のひらって言っても俺の手のひらね!』
って、厳しく指導したぜ。」
ほう。大塚君も相変わらず頼りにならない男である。
朝、もう1人女性恐怖症の大学生の男子・鈴木(仮)が入っている。
しかし、大田さんレベルになると鈴木も女性として意識しないらしくとても厳しく指導している。
この前、私が出勤したときなど
「大田さん、わからないことあったらちゃんときいてくださいね(怒)」
と怒っていた。
そして、大田さんは主婦のため、たまに世間話をするらしい。
「うちのマンションの庭でね、家庭菜園をしていてねルッコラが育ってねぇ。
今、野菜高いでしょう?だから助かるのよぅ。」
忙しい中、のんきに世間話する大田さんに鈴木が一言。
「今、お宅のルッコラはどうでもいいんで、うちのレタスやってくれません?」
こんな感じで朝、ギスギスしながらやっているらしい。最近でも
「大田さん、モーニングのパン焼いて!」
・・・・・・(ランチの)パンがこんがり焼きあがる。
「大田さん、(ランチの)パン焼いて!」
・・・・・・モーニングのパンがこんがり焼きあがる。
「大田さ~ん!!とりあえずパン焼きゃいいってもんじゃないんだよっ!」
「あいつ全然仕事覚えるつもりねぇんだよっ!間違えても
『あははははぁ~!』って笑ってやがる・・・・・・!」
とキレる大塚君。
ちなみに私はいつも昼間入れ替えのときにしか会わない。すると
「あらあら、手洗う?」
完璧、娘のような扱いである。
そして昨日、大田さんが休憩に入ったときにバイトの女の子がそそくさと
大塚さんに耳打ちしたという。
「大塚さん!大田さん、男性のユニフォーム着てます!!」
「えぇぇぇ!まじで?なじみすぎててきずかなかった!」
そして確認すると見事に男性のユニフォームを着こなしていた大田さん。
そしてこともあろうにそのユニフォームは大塚君のユニフォームだったという。
自分の息子よりも年下のガキに教わりながらも図太く働く大田さん。
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