閉ざされた心(2)
私が夫に心を閉ざした理由の続き。
このまま2人で話を続けても平行線であると思った私はちょうど翌日が土曜日だったこともあり
次の日いっしょに病院に付き添ってもらえないかと提案した。
以前、カウンセリングに同伴してくれたこともあったので病院の先生に病気の人の発言の
意味やそれについての対応などの助言をしてもらおうと思ったのだ。
きっと私が言っても聞く耳をもたなくてもプロの先生が言うことなら納得してくれるだろうと
いう期待もあった。
翌日、診察室に2人で入り昨日のやりとりを私が先生に説明した。
・自分がリストカットをしたいぐらい追い詰められていたこと
・自分自身でもわからなくなるぐらいパニックにならないと夫に連絡しないこと
・”疲れた”とメールをしたこと
・夫に頭ごなしに怒鳴られ「”疲れた”と言われてなんと答えればいいのか」と言われたこと
(その他、「俺は疲れていないのか」と言われたことなど・・・・・・)
・自分はただ自分の今の状況を夫にわかって欲しかっただけだったということ
・病気の人がいう発言や感覚とそれに対する病気でない人の捉え方が異なること
それによって生まれる溝について
それらを一通り説明した後、先生が夫に話があるからといって私は診察室を出た。
しばらくして今度は夫と入れ替わりで私が診察室に入った。
「旦那さんにはね、あまり物事をストレートに言い過ぎないようにということを伝えたよ。
”疲れた”ってメールしたって別になにか旦那さんに答えを求めてたわけじゃないでしょ?
それと、話をきいてあげて下さいってことを伝えたよ。
後は夫婦2人の問題だから。2人で話し合ってみてね。」
しかし私は、実際に夫に言ったことは多分違うであろうと思っている。
前に母にパニックになって泣きながら電話をしたときに母に
「こういうふうにあなたがパニックになったとき、私はどう対応したらいいかわからないから
どうしたらいいのか今度、病院の先生にきいてみて。」
と、言われてきいたことがある。
そのときの答えは
「振り回されないでください。ただ話をきいて、『大変だね。』って聞き流してください。
あなた(私)も家族を振り回さないで部屋に1人で籠って泣いてなさい。」
というものだった。
だから、きっと今回も「放っておけばいいんだよ」ぐらいのことを言われたのだと思っている。
でも、それでもありがたい。
自分でメールしておいていうのもなんだが、イライラして無理に話をしようとして
「お前のため」と言われ当たり散らされるより放っておいてくれるほうが数倍ありがたい。
病院の帰り道、お互い夫が先生に何を言われたのかについて特に触れなかった。
そして私はこれで少しは改善されたものだと思っていた。
そしてその日の夕食のとき、夫が私に言った。
「で、結局、今日俺が病院に行った意味は何かあったわけ?」
「・・・・・・。」
(え?この人、なに言ってるの?)
私は一瞬言葉を失い、とうとうきいた。
「あなたはさっき病院で先生に何て言われたわけ?」
「べつに~。」
「あなたが先生に言われた内容を別にって思うようで、病院に行った意味がないと
思っているってことは、いっしょに病院に行った意味はなかったんでしょうね。」
今の夫は、前にカウンセリングに付き添ってくれた夫とは違う人だ。
私の閉ざされた心に固いロックがかかった・・・・・・
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このまま2人で話を続けても平行線であると思った私はちょうど翌日が土曜日だったこともあり
次の日いっしょに病院に付き添ってもらえないかと提案した。
以前、カウンセリングに同伴してくれたこともあったので病院の先生に病気の人の発言の
意味やそれについての対応などの助言をしてもらおうと思ったのだ。
きっと私が言っても聞く耳をもたなくてもプロの先生が言うことなら納得してくれるだろうと
いう期待もあった。
翌日、診察室に2人で入り昨日のやりとりを私が先生に説明した。
・自分がリストカットをしたいぐらい追い詰められていたこと
・自分自身でもわからなくなるぐらいパニックにならないと夫に連絡しないこと
・”疲れた”とメールをしたこと
・夫に頭ごなしに怒鳴られ「”疲れた”と言われてなんと答えればいいのか」と言われたこと
(その他、「俺は疲れていないのか」と言われたことなど・・・・・・)
・自分はただ自分の今の状況を夫にわかって欲しかっただけだったということ
・病気の人がいう発言や感覚とそれに対する病気でない人の捉え方が異なること
それによって生まれる溝について
それらを一通り説明した後、先生が夫に話があるからといって私は診察室を出た。
しばらくして今度は夫と入れ替わりで私が診察室に入った。
「旦那さんにはね、あまり物事をストレートに言い過ぎないようにということを伝えたよ。
”疲れた”ってメールしたって別になにか旦那さんに答えを求めてたわけじゃないでしょ?
それと、話をきいてあげて下さいってことを伝えたよ。
後は夫婦2人の問題だから。2人で話し合ってみてね。」
しかし私は、実際に夫に言ったことは多分違うであろうと思っている。
前に母にパニックになって泣きながら電話をしたときに母に
「こういうふうにあなたがパニックになったとき、私はどう対応したらいいかわからないから
どうしたらいいのか今度、病院の先生にきいてみて。」
と、言われてきいたことがある。
そのときの答えは
「振り回されないでください。ただ話をきいて、『大変だね。』って聞き流してください。
あなた(私)も家族を振り回さないで部屋に1人で籠って泣いてなさい。」
というものだった。
だから、きっと今回も「放っておけばいいんだよ」ぐらいのことを言われたのだと思っている。
でも、それでもありがたい。
自分でメールしておいていうのもなんだが、イライラして無理に話をしようとして
「お前のため」と言われ当たり散らされるより放っておいてくれるほうが数倍ありがたい。
病院の帰り道、お互い夫が先生に何を言われたのかについて特に触れなかった。
そして私はこれで少しは改善されたものだと思っていた。
そしてその日の夕食のとき、夫が私に言った。
「で、結局、今日俺が病院に行った意味は何かあったわけ?」
「・・・・・・。」
(え?この人、なに言ってるの?)
私は一瞬言葉を失い、とうとうきいた。
「あなたはさっき病院で先生に何て言われたわけ?」
「べつに~。」
「あなたが先生に言われた内容を別にって思うようで、病院に行った意味がないと
思っているってことは、いっしょに病院に行った意味はなかったんでしょうね。」
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